万年筆のペン先に使われた金は売れるのか、相場の計算方法と売り先を確認しておきましょう。

古い万年筆のペン先が18Kなんですが、これって買取してもらえますか?いくらくらいになるんでしょう。

ペン先1枚の重さが0.2~0.5g程度で、そのうち金が占めるのはK18なら0.15~0.375gなので、地金だけの価値は数千円にとどまります。
ただし金相場は2026年9月時点で1g23,000円台と高水準です。万年筆本体ごと査定に出したほうが合計額は上がりやすいので、外さずに持ち込むのが基本になります。
📌 この記事でわかること
● 万年筆のペン先に使われる金の重さと14K・18K・21Kの違い
● 最新の金相場から買取価格を自分で計算する手順
● ペン先交換に出すと元のペン先がどう扱われるか
● 万年筆買取専門店と貴金属専門業者のどちらが向いているか
ブランド品・貴金属を売ろうと思っている方へ
万年筆のペン先の金は専門鑑定士に見てもらうと、一般の買取店より適正価格で評価されやすいです
一般の買取店では万年筆のペン先金の純度・重量を正確に評価できないことがあります。貴金属専門の鑑定士なら、14K・18Kの含有量をもとに適正価格での査定が期待できます。
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※ 無理に売る必要はありません。金額を確認してから判断できます。
万年筆のペン先に使われる金の買取相場と重さの目安


ペン先の金額は「ペン先の重さ × 純度 × 当日の金相場」で概算できます。
14K・18K・21Kで純度が違うため、同じ重さでも地金の価値に差が出ます。
万年筆のペン先に使われる金はごく少量ですが、金相場が高い時期には無視できない金額になります。まずは重さと純度の関係を押さえ、自分のペン先がいくらになるか概算できる状態を作っておきましょう。
万年筆のペン先の金は何グラム?14K・18Kの重さ
万年筆のペン先1枚の重さは0.2g~0.5g程度で、指先に乗せても重さを感じない水準です。ここから金の含有率をかけた分が、実際に評価される純金量になります。
純度は刻印で判断します。
14K(K14)は金の含有率58.5%、18K(K18)は75%、セーラー万年筆などが採用する21K(K21)は87.5%です。「585」「750」「875」という3桁の数字が打たれている場合も、同じ純度を1000分率で表したものです。
| 刻印 | 金の含有率 | ペン先0.4gの場合の純金量 |
|---|---|---|
| 14K・K14・585 | 58.5% | 約0.234g |
| 18K・K18・750 | 75% | 約0.300g |
| 21K・K21・875 | 87.5% | 約0.350g |
| 刻印なし・SS表記 | 0%(ステンレス) | 地金としての評価なし |
ペン先を本体から外して重さを量るのは、首軸を傷める原因になるので避けてください。正確な重量は査定時に業者が測定するため、自分では刻印の確認までで十分です。
万年筆のペン先金の買取価格はいくら?
計算式はシンプルで、「純金換算の重量(g)× 当日の金買取価格(円/g)× 業者の買取率」です。田中貴金属工業が公表した2026年9月18日の金の店頭買取価格は1gあたり23,883円でした。
この価格で18Kのペン先0.4g(純金量約0.3g)を計算すると、地金としての価値は約7,165円になります。ただし小片の貴金属は精錬コストが差し引かれるため、実際の提示額は地金価値の70~90%にあたる5,000~6,400円前後が目安です。
● 手順1:ペン先の刻印(14K・18K・21K)を確認して純度を特定する
● 手順2:重さの目安(0.2~0.5g)に純度をかけて純金量を出す
● 手順3:当日の金買取価格をかけて地金価値を計算する
● 手順4:地金価値の70~90%を、提示額の下限・上限の目安にする
この概算を持ったうえで査定を受けると、提示額が妥当な水準かどうかをその場で判断できます。ブランド万年筆の場合は、これに本体としての評価が上乗せされます。
📎 参考: 田中貴金属工業 日次金価格推移
万年筆の18金ペン先と14金ペン先の買取額の差
同じ重さなら、18金ペン先のほうが14金より地金価値が約1.28倍高くなります。含有率が75%と58.5%で、その比がそのまま純金量の差になるためです。
金額に直すと差は小さく収まります。
0.4gのペン先を1g23,883円で計算した場合、18Kは約7,165円、14Kは約5,589円で、差額は約1,576円です。純度の違いだけで数万円の差が生まれることはありません。
つまり、査定額を左右するのは純度より「万年筆として売れるかどうか」です。人気モデルであれば、14Kのペン先でも18Kのノーブランド品を上回る金額になります。
万年筆のペン先がK18の場合の買取相場

K18刻印のペン先は、地金だけで見ればおおむね3,500円~9,000円のレンジに収まります。ペン先の大きさがモデルによって違うため、重量の幅がそのまま金額の幅になります。
| ペン先の重さ | K18の純金量 | 地金価値の目安 | 想定される品 |
|---|---|---|---|
| 0.2g | 0.15g | 約3,580円 | 小型・細字の実用ペン |
| 0.35g | 約0.263g | 約6,270円 | 標準サイズの国産万年筆 |
| 0.5g | 0.375g | 約8,960円 | 大型ペン先のフラッグシップ機 |
ここに万年筆本体としての評価が加わるため、モンブランやペリカンのような人気ブランドでは地金価値の数倍の金額がつくことも珍しくありません。逆に、ブランド価値のない古い万年筆は、この地金価値がほぼ査定額の上限になります。
金相場は毎営業日変動するため、上の金額もその日の価格で動きます。査定を受ける前に当日の相場を見ておくと、提示額の妥当性を判断しやすくなります。
万年筆の先は本当に金?ペン先の金含有量
判断材料は刻印です。「14K」「18K」「K14」「K18」「585」「750」のいずれかが打たれていれば金合金製で、何も刻印がない、または「SS」「STEEL」と書かれていればステンレス製になります。
紛らわしいのが金メッキ系の表記です。
「GOLD PLATED」「GP」「GOLD FILLED」「GF」は表面に金の層をかぶせた加工で、金合金のペン先とは別物として扱われ、地金としての査定額はほとんどつきません。ペン先が金色に光っていても、この表記なら金製ではありません。
● 金合金:14K / 18K / 21K / K14 / K18 / 585 / 750 / 875
● 金メッキ・金張り:GP / GOLD PLATED / GF / GOLD FILLED
● ステンレス:SS / STEEL / 刻印なし
● 刻印が読めない場合:削ったり磨いたりせず、そのまま査定に出す
刻印はペン先の根元近くに小さく打たれているため、明るい場所でルーペを使うと確認しやすくなります。読み取れない場合でも、業者は比重や蛍光X線で判定できるので無理に磨かないでください。
万年筆ペン先の金買取で査定額が下がる条件
金そのものの価値は状態で変わりませんが、万年筆としての商品価値が失われると、査定額が地金価値まで落ちます。つまり「修理して使える状態か」が分かれ目になります。
とくに影響が大きいのはペン先まわりの損傷です。
ペン先の割れ・ペンポイント(先端の粒)の欠損・大きな開きは、書き味を戻すのに部品交換が必要になるため、本体評価がほぼ失われます。インクの固着も、内部を開けないと状態を確認できないぶん減点されます。
| 状態 | 査定への影響 | 売る前にできること |
|---|---|---|
| ペン先の割れ・ペンポイント欠損 | 本体評価がほぼ消え地金のみ | 貴金属専門業者に切り替える |
| インクの固着・乾燥 | 状態確認ができず減点 | ぬるま湯で洗浄して乾燥させる |
| 軸のひび・金具の腐食 | 本体評価が大きく下がる | 乾いた布で拭く程度にとどめる |
| 箱・保証書・コンバーターなし | 付属品ありより低め | 机の引き出しを探して一緒に出す |
洗浄は水かぬるま湯だけで行い、研磨剤やアルコールは使わないでください。軸の塗装や刻印を傷めると、逆に減点される原因になります。
万年筆ペン先の金と軸部分の買取の違い
評価の仕組みそのものが別です。ペン先は重量×純度という計算で機械的に金額が出るのに対し、軸は中古市場での人気で金額が決まります。
前者は相場が分かれば誰でも計算でき、後者は取引実績を知る査定員でないと値付けできません。
この違いが、売り先選びにそのまま直結します。
貴金属専門業者はペン先の地金だけを見て軸を評価しないため、人気モデルを持ち込むと本体価値の分がまるごと抜け落ちます。逆に、ブランド価値のない万年筆を万年筆専門店に出しても、地金分を適正に測ってもらえるとは限りません。
手元の万年筆がどちらに当たるか迷ったら、軸に刻まれたブランド名とモデル名を検索して中古の販売価格を見てください。販売価格が数万円で流通していれば、万年筆として売るほうが有利です。
万年筆のペン先が21金・ステンレスの場合の買取
21金(K21)のペン先は含有率87.5%で、18Kより約1.17倍の地金価値になります。セーラー万年筆は公式サイトで、ペン先の素材として14金・18金・21金・特殊ステンレスを挙げており、21金は国産万年筆で採用例のある純度です。
一方、ステンレス製のペン先には地金としての価値がなく、買取額は万年筆本体の評価だけで決まります。セーラーは特殊ステンレスについて「14金などに比べて硬いため筆圧の影響を受けにくい」と説明しており、書き味の違いであって品質の優劣ではありません。
ステンレスペン先の万年筆でも、限定モデルや廃番の人気モデルなら中古市場で値が付きます。金かどうかだけで判断せず、モデル名で査定を受けてみてください。
📎 参考: セーラー万年筆 ペン先の種類と特長
まとめる前にもう一度確認
まだ1社しか確認していない方へ。貴金属専門業者の査定額を確認してから決めることができます
万年筆の買取店と貴金属専門業者では、ペン先金の査定基準が異なります。専門業者に確認してから、より高い方に売ることができます。
✔ 宅配で自宅から送るだけ・持ち込み不要
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※ 無理に売る必要はありません。金額を確認してから判断できます。
万年筆のペン先の金買取ができる店舗と選び方


売り先は万年筆買取専門店と貴金属専門業者の2種類です。
ブランド万年筆は前者、ペン先の地金が目当てなら後者が向いています。どちらに当たるか分からない場合は、両方に無料査定を出して金額で決めるのが確実です。
ここからは具体的な売り先と手順を整理します。ペン先交換との損得比較や、宅配買取で送るときの準備までまとめて確認してください。
万年筆ペン先の金買取ができる専門店はどこ?
売り先は万年筆・筆記具の買取専門店、金・貴金属の買取専門業者、総合リサイクルショップの3種類に分かれます。同じ万年筆を持ち込んでも、見ている部分が違うため金額の出方が変わります。
| 売り先 | 評価するポイント | 向いている万年筆 |
|---|---|---|
| 万年筆・筆記具の専門店 | ブランド・モデル・字幅・書き味 | 現行・廃番の人気ブランド品 |
| 金・貴金属の専門業者 | ペン先の純度と重量 | ノーブランド・破損品・ペン先のみ |
| 総合リサイクルショップ | 見た目の状態と一般的な需要 | 他の不用品とまとめて処分したい場合 |
総合リサイクルショップは金の測定設備がない店舗もあり、ペン先の純度が査定に反映されないまま数百円で引き取られることがあります。金額を重視するなら、専門性のある2種類のどちらかを選んでください。
万年筆の買取相場と状態による差
万年筆の買取相場はブランドの有無で桁が変わります。モンブランのマイスターシュテュック149のようなフラッグシップは状態が良ければ数万円、国産の廉価モデルは数千円というのが大まかな分かれ方です。
同じモデルでも差が出るのは、書ける状態を保っているかどうかです。
インクを入れたまま数年放置した万年筆は、内部のインク詰まりや樹脂の劣化が進んでおり、調整前提の評価になります。保管していた期間が長いほど、実際に書けるか確認してから出す価値があります。
ノーブランド品や、メーカー名が読み取れないほど摩耗した万年筆は、ペン先の地金価値が実質的な下限になります。この場合は貴金属として評価してもらうほうが結果的に高くなります。
万年筆買取専門店と金買取専門店どちらが高い?
判断の基準は「その万年筆が中古市場で売買されているか」の1点です。モデル名で検索して中古の販売価格が見つかるなら万年筆買取専門店、見つからないなら金買取専門店が有利になります。
● 万年筆買取専門店が有利:モンブラン・ペリカン・パイロット・セーラーなどの人気モデル
● 金買取専門店が有利:メーカー不明・ペン先が割れている・軸が欠品している
● どちらでも変わらない:ステンレスペン先で市場価値のない実用品
同じ万年筆に両方から見積もりを取れば、この判断をしなくても高いほうが分かります。宅配買取なら手元から送るだけなので、2社に出しても手間はほとんど変わりません。
万年筆のペン先交換と買取どちらが得か

見落とされがちな前提があります。ペン先を交換すると、外した金のペン先はメーカーに回収されるのが原則で、パイロットもセーラーも「返却の申し出がない限り回収する」と案内しています。
交換してから地金として売る、という順番は基本的に取れません。
元のペン先を手元に残したい場合の扱いも公式に示されています。
返却を希望すると、料金は「交換料金」ではなく「新規取付料金」に変わるため、支払額が上がります。依頼時に必ず申し出ておかないと、後から取り戻すことはできません。
| メーカー | 基本修理料金(税込) | 注意点 |
|---|---|---|
| パイロット(通常の万年筆) | 2,200円 | 部品代は別途・見積提示なしで修理 |
| パイロット(Namiki・旧型) | 3,300円 | 販売終了後30年以上経過した機種が対象 |
| セーラー万年筆 | 1,650円 | 送料・事務手数料込み・本体価格1,501円以上が対象 |
これに部品代と送料が加わるため、ペン先交換の総額は買取見込み額を上回ることが多くなります。今後も使う予定があるなら修理、使わないなら買取という切り分けが現実的です。
📎 参考: PILOT 筆記具修理お問い合わせ / セーラー万年筆 壊れた・修理したい
宅配買取で万年筆のペン先金を売る方法
宅配買取の流れは、Web申し込み、インクの洗浄、梱包して発送、査定結果の連絡、振込という5段階です。万年筆は小さく軽いため、宅配買取との相性が良い品目になります。
● インクカートリッジ・コンバーターは抜き、ペン先を水洗いして完全に乾かす
● キャップを閉めた状態で1本ずつ緩衝材に包み、箱の中で動かないよう固定する
● 箱・保証書・購入時のレシートがあれば同梱する
● 申込フォームの備考欄に「ペン先の刻印はK18」など分かっている情報を書く
インクを入れたまま送ると輸送中に漏れて他の品物を汚し、査定額が下がる原因になります。洗浄後は最低でも半日は乾かしてから梱包してください。
申し込み前に、送料とキャンセル時の返送料がどちらの負担になるかを必ず確認しましょう。送料無料でも返送料は自己負担という業者があり、比較目的で複数社に送ると持ち出しが増えます。
万年筆ペン先の金を売るタイミングと相場の確認
金相場は毎営業日変わるため、査定を受ける当日の価格を見てから出向くのが基本です。田中貴金属工業は平日の午前9時半に当日価格を公表しており、前日比も同時に確認できます。
気をつけたいのは、宅配買取では相場の基準日がずれる点です。
多くの業者は「発送日」ではなく「到着日」や「査定日」の相場を適用するため、申し込んだ日の価格で買い取ってもらえるとは限りません。相場が動いている時期ほど、この基準日の差が金額に響きます。
相場の高い日に確実に売りたい場合は、店頭買取のほうが読みやすくなります。急がないなら、数日おきに価格を見て動きの傾向をつかんでから判断してください。
貴金属専門業者への万年筆ペン先金の売り方
ペン先は外さず、万年筆本体ごと査定に出すのが正解です。無理に抜くと首軸やペン芯を割ってしまい、本体としての価値まで失うことになります。
査定を受けるときは本人確認書類を用意しておくと安心です。
古物営業法では対価の総額が1万円未満の取引は本人確認義務が原則免除されますが、業者の運用として運転免許証やマイナンバーカードの提示を求められることが多いです。宅配買取の場合も、申し込み時に画像のアップロードを求められます。
複数本まとめて出すと、1本あたりの査定時間が短くなるぶん総額の交渉がしやすくなります。引き出しに眠っている他の金製品があれば、一緒に見てもらうと効率的です。
万年筆ペン先金買取まとめ:最適な売り先と注意点
万年筆ペン先の金買取は、ペン先の刻印を確認し、地金価値を概算してから売り先を選ぶという順番で進めると失敗しません。2026年9月時点の金相場なら、K18のペン先1枚で地金3,500円~9,000円前後が目安になります。
● 刻印で純度を確認する(14K=58.5% / 18K=75% / 21K=87.5%)
● ペン先は外さず、万年筆本体ごと査定に出す
● ペン先交換に出すと元のペン先は原則回収される
● ブランド品は万年筆専門店、ノーブランドや破損品は貴金属専門業者へ
● 宅配買取は相場の基準日と返送料の負担を先に確認する
1社の提示額だけで決めず、性格の違う2種類の売り先から見積もりを取るのが、万年筆ペン先の金買取で損をしない唯一の方法です。金額を並べれば、どちらが手元の1本に合っているか迷わず判断できます。
ブランド品・貴金属を売ろうと思っている方へ
もう一度、貴金属専門の無料査定額を確認してから判断するのをおすすめします
万年筆のペン先金は一般買取店では評価されにくいジャンルです。貴金属専門業者なら14K・18Kの含有量をもとに、金・プラチナとしてペン先を査定してもらえます。
✔ 全国宅配対応・送料無料
✔ 金・貴金属専門の鑑定士が査定
✔ 査定後キャンセルOK・売る義務なし
※ 無理に売る必要はありません。金額を確認してから判断できます。
📚 参考文献・出典
※ 本記事は上記の公的機関の公表情報をもとに、制度・法令に関する記述を作成しています。



