
固定電話機を買い替えたいんですが、どれを選べばいいのかさっぱり分からなくて…。

まず「ひかり電話かアナログ回線か」を確認するのが最優先です。回線と機種の相性で使えるかどうかが決まるので、買う前に必ず確認してください。
📌 この記事でわかること
● 固定電話機の買い替えを判断する目安となる寿命のサインと年数の目安
● 買い替え時に必ず確認すべき回線の種類・機能・設置環境のチェックポイント
● 設定・回線移行・2025年のIP電話移行問題など、買い替えで迷いやすい疑問の解消方法
固定電話機買い替えの注意点を知っておこう|故障サインや買い替えの判断基準

「まだ使えるはず」と放置したら突然通話できなくなるリスクがあります。故障サインを早めに知っておくと、慌てない判断ができます。
寿命は何年くらい?
固定電話機の寿命の目安は、10年前後をひとつの区切りに考えると判断しやすいです。もし購入からかなり年月が経っていて、通話の不具合が増えているなら、修理より買い替えのほうが結果的に安心になるケースが多いです。 年数が経つほど部品の劣化が進みやすく、メーカーの部品保有や修理受付が終了する可能性が高くなります。さらに固定電話機は、受話器・コード・ボタン・液晶など小さな部品の集合体なので、どこか一つの不具合が別の不具合につながることもあります。なお「耐用年数」という言葉を見かけることがありますが、これは税務上の年数(減価償却の区分)を指す場合があり、実際の”壊れやすさ”と同じ意味ではありません。国税庁が公表している耐用年数表では「電話設備その他の通信機器」が区分として掲載されていますが、これは寿命を断定するものではなく、会計上の目安です。チェックしやすい「寿命サイン」
● 受話器の音が小さい・途切れる・片側だけ聞こえにくい
● ボタンが反応しづらい、押すと引っかかる
● 液晶表示が薄い、文字が欠ける
● 着信はするのに通話中にノイズが入る
● 同じ不具合が何度も再発する
壊れたときにまず確認すること
固定電話機が急に使えなくなったとき、最初にやるべきことは「買い替えの前に、原因の切り分けをする」ことです。配線・電源・回線側の機器(ルーターやONUなど)を順番に確認すれば、意外と短時間で原因が見つかることがあります。 固定電話のトラブルは電話機本体だけでなく、ケーブルの抜け・モデムやONUの不具合・設定のズレなど、周辺要因で起きることが多いからです。特に「ひかり電話」を使っている場合は、電話機よりも先に、ひかり電話対応機器側のランプ状態や接続が影響します。NTT東日本のトラブルシューティングでも、ランプ状態の確認など段階的な手順が案内されています。まず確認する順番(家庭でできる範囲)
① 電話機の電源(ACアダプターが抜けていないか、コンセントが生きているか)
② 受話器と本体のコード、本体と壁(回線)のコードが奥まで刺さっているか
③ コードの差し直し(抜いて10秒ほど待って挿し直す)
④ ひかり電話の場合:ひかり電話対応機器(ルーター/ONU一体機など)の再起動
⑤ 他の電話機があれば差し替えて症状が変わるか(電話機本体の故障か切り分け)
ツー音がしないときに考えられる原因は?
受話器を上げても「ツー」という発信音(ダイヤルトーン)が聞こえないときは、原因は大きく「回線・周辺機器・配線・電話機本体」のどこかにあり、順番に確認すると見落としが減ります。 ツー音は”電話をかけられる状態”であることの合図で、回線側の準備ができていないと鳴りません。ひかり電話の場合は、対応機器の状態が整っていないと発信音が出ないことがありますし、アナログ回線でも断線や接触不良があると同じ症状になります。NTT東日本の案内でも、ひかり電話の利用可否は機器の状態確認が前提になっています。| 原因の場所 | 起こりやすいこと | 家庭でできる確認 |
|---|---|---|
| 回線・サービス側 | 通信障害、契約側のトラブル、工事・切替の影響 | 周辺機器の再起動、時間をおいて再確認、必要なら事業者へ問い合わせ |
| 周辺機器(ひかり電話) | ひかり電話ランプ/VoIPランプが点灯していない、機器が不安定 | ルーター/ONUの電源入れ直し、ランプ状態の確認 |
| 配線・差し込み | 壁のモジュラージャックから抜けかけ、コード断線 | 差し直し、予備のコードで試す |
| 電話機本体 | 内部故障、受話器側の不具合 | 別の電話機に差し替え、同症状なら本体以外が原因の可能性 |
買い替えはどう進めるのが正解?
固定電話機を買い替えるときは、「今の回線を確認する→必要な機能を整理する→設置環境を確認する→購入先を決める」という流れで進めるのが最も安心です。思いつきで家電量販店に行って購入するより、いくつかの段階を踏んで進めたほうが失敗しにくいです。
この順番が大切な理由は、固定電話機はスマートフォンと違い、使っている回線や周辺機器との相性が大きく影響するからです。アナログ回線なのか、ひかり電話なのかで対応機種が変わりますし、親機と子機の距離や設置場所によっても選ぶべき機種が違ってきます。総務省が公表している通信サービスの資料でも、固定電話は回線方式によって利用条件が異なることが示されており、「電話機だけ交換すれば必ず使える」というものではありません。
具体的な進め方としては、まず現在の契約内容を確認します。毎月の請求書や契約書を見て、「NTTの加入電話(アナログ)」「ひかり電話」「CATV電話」など、どの回線を使っているかを把握します。次に、ナンバーディスプレイや留守番電話、迷惑電話対策など、自分や家族にとって必要な機能を書き出します。
買い替えを進める基本ステップ
① 現在の回線種別(アナログ・ひかり電話など)を確認する
② 必要な機能(表示・防犯・子機の数)を整理する
③ 設置場所と使い方を想定する
④ 対応機種を選び、購入先を決める
買い替え時の設定や初期登録は難しい?
固定電話機の買い替えで不安に感じやすいのが、設定や初期登録の難しさですが、最近の固定電話機は基本的な設定だけであれば、説明書を見ながらでも十分対応できる設計になっています。 その背景には、利用者の高齢化があります。メーカー各社は「誰でも使えること」を重視しており、初期設定を簡単にする工夫が進んでいます。たとえば、日付や時刻が自動設定されたり、回線につなぐだけで通話できる機種も増えています。実際の設定内容として多いのは、以下のような項目です。● 電話線や電源コードの接続
● 日付・時刻の確認
● ナンバーディスプレイ利用時の表示設定
● 子機の登録(子機付きの場合)
● 留守番電話のオン・オフ
固定電話機を解約したらWi-Fiはどうなる?
固定電話機を解約すると「インターネットやWi-Fiも使えなくなるのでは」と心配する方は少なくありませんが、ひかり電話を利用している場合でも、固定電話の解約=Wi-Fiが止まる、というわけではありません。 この誤解が生まれやすい理由は、ひかり電話とインターネットが同じ回線を使っているためです。ただし、サービスとしては別契約になっていることが多く、電話だけを解約してもインターネット契約を継続すればWi-Fiはそのまま使えます。| 状況 | Wi-Fiへの影響 |
|---|---|
| 固定電話機のみ撤去・未使用 | 影響なし |
| ひかり電話オプションを解約 | インターネット契約があれば影響なし |
| 回線契約自体を解約 | Wi-Fiも利用不可 |
固定電話機は2025年に本当に廃止されるの?
「固定電話は2025年に廃止される」という話を聞いて不安になっている方も多いですが、固定電話そのものが一斉に使えなくなるわけではありません。 この話の背景には、NTTが進めている電話網の切り替えがあります。従来のアナログ交換機からIP網への移行が進められており、その節目として2024年〜2025年頃が話題にされてきました。ただし、総務省やNTTの公式発表では「固定電話サービスを廃止する」とはされておらず、利用者は引き続き電話を使える仕組みが用意されています。 実際には、仕組みが変わるだけで、電話番号や通話の基本的な使い方は維持されます。家庭にある固定電話機も、対応していればそのまま使える場合があります。ただし、古い機種や一部の機能は使えなくなる可能性があるため、買い替え時には「IP網対応」「ひかり電話対応」といった表記を確認することが重要です。2025年前後に起こることの整理
● 固定電話サービス自体は継続される
● 通信の仕組みがアナログからIPへ移行
● 一部の古い機能や機器は非対応になる可能性
● 対応機種を選べば通常利用に大きな支障はない
固定電話機を買い替える時の注意点と安心して選ぶためのポイント
ここからは「買い替えること自体は決めたけれど、どんな基準で選べば失敗しないのか」という部分に焦点を当てます。固定電話機は、スマホのように毎日買い替えるものではないので、ひとつ選び方を間違えると「使いにくい」「必要な機能がなかった」「つながらない」といった不満が長く続きがちです。
ナンバーディスプレイ対応は確認したほうがいい?
固定電話機を買い替えるとき、ナンバーディスプレイ対応は基本的に確認しておいたほうが安心です。知らない番号からの着信を「出る前に見分けられる」だけで、迷惑電話のストレスが減り、家族の安全にもつながります。特に高齢の家族がいる家庭や、固定電話を連絡の中心にしている家庭では、番号表示があるかどうかで使い勝手が大きく変わります。 迷惑電話や詐欺の入口になりやすいのが「相手が誰か分からない着信」だからです。番号が表示されれば、心当たりがない番号は一度出ずに留守電に回す、家族に確認してから折り返す、必要なら着信拒否登録をする、といった対策が取りやすくなります。また、電話機によっては「迷惑電話対策機能」とセットで、番号表示を前提にした機能(着信拒否・注意喚起表示など)が用意されていることもあります。ナンバーディスプレイを確認する時のチェック項目
● 電話機が「ナンバーディスプレイ対応」と明記されているか
● 履歴表示(着信履歴)が何件残るか
● 非通知・公衆電話の着信時の表示が分かりやすいか
● 着信拒否(迷惑電話ブロック)の登録方法が簡単か
● 子機でも番号が表示されるか(子機付きの場合)
NTTを通して電話機を買い替えるメリットは?
固定電話機を買い替えるとき、NTTを通して手配する方法には「回線との相性で迷いにくいこと」と「困ったときの相談先がはっきりすること」が大きな強みです。特に、機械が苦手な方や、家族の電話環境をトラブルなく整えたい方に向いています。 固定電話は回線の種類やサービスの組み合わせによって、起こりやすいトラブルが変わるからです。たとえば、ひかり電話を利用している場合は、電話機だけでなく対応機器(ルーターやONU一体機など)の状態が通話品質に影響します。買い替え後に「つながらない」「着信しない」といった問題が出たとき、購入先と回線事業者が別だと、どちらに相談すべきか迷いやすいのが現実です。NTTを通すと安心しやすいポイント
● 回線の種類に合う選び方の相談がしやすい
● つながらない時に「回線側の確認」も含めて案内を受けやすい
● 契約内容(オプション等)との整合を確認しやすい
● 高齢の家族向けに、シンプルな機種を選びやすい
買い替え後につながらないときのチェックポイント
固定電話機を買い替えたのに「つながらない」「発信できない」「着信しない」となる場合、電話機の故障とは限らず、配線や設定、回線側の状態を順番に確認すれば解決するケースが多いです。ポイントは、いきなり難しい設定に飛びつかず、簡単に確認できるところから潰していくことです。 固定電話の不具合は「原因が一つ」とは限らないからです。たとえば、電話線の差し込みが少し甘いだけで着信しないこともありますし、ひかり電話の場合は周辺機器の再起動で回復することもあります。買い替え直後は配線や設定を触る機会が多いので、ちょっとした見落としが原因になりやすいです。買い替え後につながらない時のチェック順
① 電話機の電源が入っているか(ACアダプター・コンセント)
② 電話線の差し込みが正しいか(壁側・機器側の両方)
③ コードの差し直しをしたか(抜いて10秒ほど待つ)
④ ひかり電話の場合:ルーター・ONUなどの再起動をしたか
⑤ 着信音量やマナーモードがオフになっていないか
⑥ 子機の登録が完了しているか(子機付きの場合)
「発信できない」と「着信しない」で見るべき場所が少し違います
状況によって確認ポイントが変わるので、整理しておくと冷静に対応できます。発信できない場合は、ツー音があるかどうかで大まかな方向性が見えます。ツー音がないなら回線や周辺機器の影響が濃厚で、ツー音があるのにダイヤルしてもつながらないなら、電話機の設定や発信方法(プッシュ回線/トーンなど)を確認する必要が出てきます。着信しない場合は、着信音量や着信拒否設定、迷惑電話ブロックの誤作動など、設定面の見落としが原因になることもあります。| 症状 | 最初に見る場所 | よくある原因 |
|---|---|---|
| ツー音がしない | 回線・周辺機器・配線 | ルーター/ONU不調、差し込みミス、回線側の影響 |
| ツー音はあるが発信できない | 電話機設定・操作 | 発信設定、短縮ダイヤルの登録ミス、誤操作 |
| 着信しない/鳴らない | 音量・拒否設定・子機設定 | 着信音量ゼロ、マナーモード、着信拒否の登録 |
電話機を購入するときの注意点は?
固定電話機を買うときにいちばん大切なのは、回線の種類・必要な機能・設置環境・将来の使い方の4つを先に整理してから購入することです。「安いから」「見た目が好みだから」だけで決めると、買ってからの後悔を生みやすいです。
固定電話機は一度買うと長く使う家電であり、途中で不満が出ても簡単に買い直しにくいからです。さらに、固定電話はスマホと違って、回線や周辺機器との組み合わせで「使える・使いにくい」が決まります。たとえば、ひかり電話を使っているのに、接続イメージが合っていない機種を選ぶと、配線や設定でつまずきやすくなります。
購入前に必ず確認したい4つの視点
● 回線の種類:加入電話(アナログ)・ひかり電話・CATV電話など
● 必要な機能:ナンバーディスプレイ表示、留守電、迷惑電話対策、通話録音など
● 設置環境:親機の置き場所、子機の電波が届く範囲、コンセントの位置
● 将来の使い方:家族構成の変化、固定電話を使う頻度、介護・防犯の用途
| チェック項目 | 見落としやすいポイント |
|---|---|
| 対応サービス | 回線側の契約(番号表示など)が必要な場合がある |
| 子機の利用 | 電波の届き方、充電の手間、鳴り方の違い |
| 音の聞こえ方 | 受話音量の調整幅、スピーカー通話の聞き取りやすさ |
| 操作性 | ボタンの大きさ、表示の見やすさ、メニューの分かりやすさ |
おすすめメーカーやシンプルデザインの選び方
固定電話機を選ぶうえで、メーカー選びとデザインの考え方はとても重要です。信頼できる主要メーカーの中から「操作の分かりやすさ」と「必要な機能の過不足のなさ」を基準に選び、デザインは”見た目”より”使う場面で邪魔にならないこと”を優先すると失敗しにくいです。 固定電話機は一見どれも似ていても、ボタン配置や表示、留守電の扱いやすさ、迷惑電話対策の使い勝手など、日常のストレスに直結する違いがあるからです。また、シンプルデザインの機種は、余計な装飾が少ない分、表示が見やすく、操作の導線が短いことが多いです。反対に、機能が多すぎるとメニューが深くなり、必要な操作にたどり着けないことがあります。シンプルな固定電話機を選ぶときの目安
● ボタンが大きく、押したときの反応が分かりやすい
● 液晶表示の文字が見やすく、明るさが十分
● 留守電の再生・削除が迷わずできる
● 迷惑電話対策がワンタッチで使える(または設定が簡単)
● 必要な機能だけが揃っている(多すぎない)
家電量販店やキャンペーンは利用すべき?
固定電話機の購入先として、「すぐ使えるように確実に整えたい人」は量販店の店頭購入が向き、「少しでも安く買いたい人」はキャンペーンや通販も検討する価値があります。ただし、安さだけで選ぶと、初期設定や不具合時に遠回りになりやすい点には注意が必要です。 固定電話機は”買った後”にやることが意外と多いからです。配線の確認、子機の登録、留守電の設定など、数は少なくても慣れていないと迷いやすい作業があります。家電量販店なら実機を触って選べるうえ、店員に「回線はひかり電話です」「子機は1台ほしいです」と伝えるだけで、候補を絞りやすいメリットがあります。| 購入先 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|
| 家電量販店(店頭) | 実物を見て選びたい、相談しながら決めたい | 価格は通販より高い場合がある |
| 通販 | 型番が決まっていて安く買いたい | 機能の見落とし、初期不良時の手続きが手間になる場合 |
| キャンペーン(回線契約など) | 回線の見直しも含めてお得にしたい | 条件(契約期間・解約金など)を確認する必要がある |
まとめ:固定電話機を買い替える時の注意点はを選ぶポイント
固定電話機の買い替えは、回線の種類を確認し、必要な機能を絞り、設置環境と使う人に合ったモデルを選べば、初めてでも安心して買い替えできます。 固定電話は「回線」「電話機」「周辺機器」「設定」がセットで動く仕組みだからです。どれか一つでも見落とすと、つながらない・使いにくい・防犯対策が弱いといった不安につながりやすくなります。逆に、ポイントを押さえて選べば、迷惑電話への備えや留守電の使いやすさが上がり、日々のストレスが減ります。● 回線の種類を先に確認する(加入電話・ひかり電話など)
● 番号表示や迷惑電話対策など、必要な機能を決める
● 設置場所と、親機・子機の使い方を具体的に考える
● 購入先は「安心」か「安さ」か、優先順位で選ぶ
- ・固定電話機は不具合の増加や使用年数を目安に、修理より買い替えが安心な場面があります
- ・買い替え前に回線の種類と配線・周辺機器を確認すると、無駄な出費やトラブルを減らせます
- ・ナンバーディスプレイや迷惑電話対策など、家庭に必要な機能を先に整理するのが失敗しないコツです
- ・購入先は「相談できる安心感」か「価格のメリット」か、優先順位を決めて選ぶと納得しやすくなります



