壊れて動かない家電や機器でも、部品や修理の材料として買う人がいるため値段が付きます。

壊れた家電って本当に売れるんですか?捨てるしかないと思っていました。

ハードオフは公式サイトで、壊れていてもジャンク品として店頭で販売しているので買取すると案内しています。ただし売り方ごとに決まりがあるので、買う人の目的とあわせて順番に説明します。
📌 この記事でわかること
● ジャンク品を買う人が何に使っているのか
● ハードオフ公式が示すジャンク品の定義と買取の条件
● メルカリでジャンク品を出品するときのルールと出品できないもの
● テレビ・パソコン・スマホなど品目別の売れやすさ
● 東京都内で壊れた機器を相談できる店舗
ジャンク品はなぜ売れるのか?意味・需要・売れる理由を徹底解説

壊れているのに売れるのは、買う側に修理・部品取り・収集といったはっきりした目的があるためです。まずはジャンク品という言葉の意味と、需要の中身から確認します。
ジャンク品が売れる理由は、動くかどうかではなく「使える部分が残っているか」で価値が決まる市場があるためです。ここでは定義・市場規模・買う人の目的を順に整理します。
ジャンク品とはどういう意味?中古品との違い
ジャンク品とは、そのままでは製品として動作しないものや、動作の保証がない状態で売られる品物のことです。ハードオフは公式サイトで、ジャンクとはガラクタを意味する言葉で、そのままでは商品価値のないものや製品としての動作はしないものを指すと説明しています。
| 区分 | 状態 | 保証・返品 |
|---|---|---|
| 中古品 | 使用済みだが動作する | 店によって動作保証が付く |
| ジャンク品 | 動作しない・動作未確認・部品のみ | 保証なし。ハードオフでは返品・交換も不可 |
ハードオフはジャンク品について、自分の責任で利用する種類のものであり、結果について店は責任を負わないとも明記しています。つまりジャンク品は「直せる人・部品が欲しい人が、承知のうえで買う品物」という位置づけです。
中古市場におけるジャンク品の位置づけ
環境省の令和6年度リユース市場規模調査によると、2024年のリユース市場(一般消費者の最終需要ベース・自動車とバイクを除く)は約1兆3千億円と推計されています。品目別では、パソコン・周辺機器が901億円、テレビ・洗濯機・冷蔵庫・エアコンが814億円でした。
この金額はジャンク品だけの数字ではありませんが、中古のパソコンや家電を買う人がこれだけいることを示しています。壊れた機器は、その市場に修理用の部品を供給する役割を担っています。
売る人が多い理由とは?
売る人が増えているのは、処分にお金がかかる物でも、フリマアプリや買取店なら費用をかけずに手放せるためです。Yahoo!知恵袋には、動かなくなった家庭用複合プリンターの処分に3,000円かかるため、売却を検討しているという相談が投稿されています(2022年6月)。
売る人が増える3つの主な理由
売る側の事情を整理すると、次の3つにまとめられます。
● 処分費を払うより、少額でも売れたほうが得になる
● フリマアプリなら「ジャンク」と明記して個人でも出品できる
● 買取店の店頭でも、壊れた品をジャンク品として引き取る仕組みがある
ただし、売ったことがある人はまだ少数です。環境省の同じ調査では、過去1年間に使わなくなった製品を売却・引渡しした経路として、どれも「利用したことがない」と答えた人が70.0%を占めていました。
多くの人が売れると知らずに処分しているため、壊れた機器は「まず売れるか確認する」だけで差が出ます。
壊れていても売れる背景と市場の仕組み
壊れた製品が売れるのは、「部品取り」「修理して使う・再販する」「収集」という3つの買い手がいるためです。知恵袋の回答でも、ジャンク品を買う人の目的として修理・転売・部品取り・コレクターが挙げられています。
壊れていても売れる3つの主要な理由
● 部品取り:メーカーの部品供給が終わった機種を直すために、同じ機種の故障品を買う
● 修理・再販:外装がきれいな故障品と、動くが傷の多い品を組み合わせて1台にする
● 収集:生産が終わった機種を、動かなくても手元に置きたい人が買う
ハードオフも公式サイトで、ジャンク品は自分で修理したり、パーツや実験の材料として活用されるものと説明しています。売る側から見ると「ゴミ」でも、買う側には具体的な使い道があります。
実際の流通イメージ
| 段階 | 内容 | 関わる人 |
|---|---|---|
| 手放す | 壊れた品をフリマアプリに出品、または買取店の店頭へ持ち込む | 個人 |
| 買い取る・仕入れる | 状態を表示したうえでジャンク品として販売する | リユース店・個人の出品者 |
| 再利用する | 修理して使う、部品を別の機器に移す | 修理のできる個人・業者 |
値段が付くかどうかは「同じ機種を直したい人がどれだけいるか」で決まります。よく売れた機種ほど故障品の買い手も多くなります。
知恵袋で話題の「ジャンク品はなぜ売れる?」を検証
知恵袋の回答を確認すると、ジャンク品が売れる理由として最も多く挙がるのは「部品取り」です。動作不可のプリンターがなぜ売れるのかという質問でも、ベストアンサーは部品取りという回答でした。
10年前に買ったスキャナー付きプリンターが、故障した状態でメルカリで13,000円で売れたという投稿(2022年11月)もあります。回答では、修理用の部品取りに加えて、法人では古い機種でないと対応できない事情があるという説明がされていました。
知恵袋で多く見られる意見の傾向
● 部品取りのために買うという回答が最も多い
● 修理が趣味の人や、修理の様子を動画にする人が買うという指摘
● 古い機種でないと使えない環境があり、法人が探しているという意見
● 出品するなら「ジャンク」と明記し、不良の内容を具体的に書くべきという助言
壊れたカメラをジャンク品として出品してよいか迷っている人への回答(2024年12月)でも、不良の内容を具体的に書くことと丁寧な梱包が勧められています。
知恵袋の実例から分かるのは、「壊れているのに売れる」のは例外ではなく、目的を持った買い手が実際にいるということです。
壊れたドライヤーが売れる理由とパーツ需要
壊れたドライヤーが売れるのは、同じ機種を使っている人が、外装やノズルなどの部品を取るために買うためです。とくに本体価格の高い機種は、買い替えるより部品を手に入れて使い続けたい人がいます。
壊れていても売れるドライヤーの特徴
| 特徴 | 売れやすい理由 |
|---|---|
| 本体価格が高い人気機種 | 買い替えより部品交換のほうが安く済む |
| ノズル・スタンドなど付属品がそろっている | 付属品だけを探している人がいる |
| 外装がきれい | 動く本体と外装を入れ替える目的で買われる |
| 故障の内容がはっきりしている | 直せるかどうかを買う側が判断できる |
出品するときは「電源が入らない」「温風が出ない」など、症状をそのまま書いてください。メルカリの出品者ガイドラインも、傷や汚れだけでなく機能的な欠陥を詳しく記載するよう求めています。
コードが傷んでいる、焦げたにおいがするなど、発火のおそれがある状態のものは売らずに処分してください。安全に関わる不具合は、部品取り用であっても買い手の事故につながります。
エプソン製プリンターなど一部メーカーが人気な理由
プリンターは、故障していても部品取りや修理の材料として買われやすい品目です。エプソンなど利用者の多いメーカーの機種は、同じ機種を使い続けたい人が多く、故障品にも買い手が付きます。
エプソン製品が特に人気な3つの理由
● 利用者が多い機種は、修理したい人も部品を探す人も多い
● 複数台を組み合わせて、ヘッドや給紙部分を入れ替えて直す人がいる
● 古いOSや既存の業務システムに対応した機種を、法人が探している場合がある
知恵袋でも、プリンターヘッドやインクの詰まり対策として複数台を組み合わせて修理する人がいること、機種によっては直して再販すると利益が出ることが指摘されています。
注意したいのはインクです。大型の複合機は送料が高くなるうえ、インクが漏れると配送中のトラブルになるため、出品前にカートリッジの状態を確認して梱包してください。
プリンターの価値は「印刷できるか」ではなく、「同じ機種を直したい人がいるか」で決まります。
ジャンク品はなぜ売れるのかを理解して賢く売る方法と注意点

ここからは、壊れた品を実際に売るときの方法と決まりを確認します。買取店とフリマアプリではルールが違うので、公式の記載をもとに整理します。
ジャンク品を売る方法は、買取店の店頭に持ち込むか、フリマアプリに出品するかの2つが中心です。それぞれの条件を公式サイトの記載から確認します。
ジャンク品を扱う販売店やリユースショップの特徴
壊れた品を買い取る店かどうかは、店内にジャンク品の売り場を持っているかで見分けられます。ジャンク品として売る場所がある店は、動かない品にも値段を付けられます。
ジャンク品買取ショップの基本的な仕組み
| 店・サービス | 壊れた品の扱い(公式の記載) |
|---|---|
| ハードオフ | 壊れていてもジャンク品として店頭で販売しているため買取する。損傷が著しい場合は値段が付かないことがある |
| イオシス | 画面割れなどのスマホを「ジャンク」ランクとして買取。電源が入らないものは買取不可 |
| じゃんぱら | 買取は正常に動作する品が基本。iPhone・iPadには故障品の買取がある |
取り扱い対象の多いカテゴリ
ハードオフのジャンク品は、オーディオ・パソコン・ゲーム機・カメラ・楽器など、ハードオフが扱う品目全般に及びます。
● オーディオ・映像機器:古い機種ほど部品の入手が難しく、故障品の需要がある
● パソコン・周辺機器:部品単位で再利用しやすい
● カメラ・レンズ:修理や収集の目的で探す人がいる
● ゲーム機:部品取りや修理の材料として買われる
ハードオフグループは2026年3月期で1,078店舗を展開しており、壊れた品を持ち込める場所としては最も身近な選択肢です。
📎 参考: ハードオフ よくあるご質問 / ひと目でわかるハードオフコーポレーション
テレビや家電のジャンク品は買取可能?ジャンクPCの買取が人気って本当?
壊れたパソコンやスマホは売れる見込みがありますが、テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンは壊れていると買取を断られることがあります。ハードオフも、家電リサイクル法の対象品や状態によっては買取できない場合があると案内しています。
家電・テレビが売れる理由
テレビなどの大型家電は、動く状態であれば中古品として需要があります。壊れている場合は、次の点から扱いが難しくなります。
● テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機は家電リサイクル法の対象で、処分にリサイクル料金がかかる
● 店が買い取って売れ残ると、店側が処分費を負担することになる
● 大型で送料が高く、フリマアプリでも買い手が付きにくい
家電・PCの買取実例
| 品目 | 壊れている場合の見通し | 理由 |
|---|---|---|
| パソコン | 売れる見込みあり | メモリやストレージなど部品単位で再利用できる |
| スマホ | 画面割れなら売れる見込みあり | イオシスは画面割れを「ジャンク」ランクで買取 |
| オーディオ・カメラ | 売れる見込みあり | 修理・収集の需要がある |
| テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン | 断られることがある | 家電リサイクル法の対象品 |
スマホの場合も、壊れていれば何でも売れるわけではありません。イオシスは、電源が入らないもの、初期化を確認できないもの、画面が割れすぎて操作できないものは買取不可としています。
パソコンとスマホは、売る前にデータを消去できる状態かどうかが買取の分かれ目になります。
ハードオフでジャンク品が売れる仕組み
ハードオフでジャンク品を売れるのは店頭買取だけで、オファー買取・出張買取・宅配買取には対応していません。公式サイトのジャンクのページに、買取サービスごとの対応が明記されています。
ハードオフの査定と販売の流れ
| 買取方法 | ジャンク品の対応 |
|---|---|
| 店頭買取 | 対応 |
| オファー買取 | 非対応 |
| 出張買取 | 非対応 |
| 宅配買取 | 非対応 |
買い取られた品は、保証なし・返品交換不可のジャンク品として店頭に並びます。買う側は、修理や部品取りを前提に自分の責任で購入します。
ハードオフで高く売るコツ
● ケーブル・リモコン・説明書などの付属品を一緒に持ち込む
● どこが壊れているかを伝えられるようにメモしておく
● 状態によって金額が変わるため、電話ではなく店頭で査定を受ける
● 損傷や動作の異常が著しい品は、値段が付かない場合があると理解しておく
壊れた品を売りたいときは、宅配やアプリではなく、近くのハードオフの店頭へ直接持ち込んでください。
メルカリでのジャンク品販売ルールと禁止事項
メルカリではジャンク品の出品自体はできますが、不具合の内容を商品ページに明記することが求められます。出品者ガイドラインは、傷や汚れだけでなく機能的な欠陥についても詳しく記載するよう定めています。
メルカリで認められている販売条件
● 商品の状態は6段階から選ぶ。壊れている品は「全体的に状態が悪い」が目安
● ボタンの破損や画面の傷など、小さな欠陥も明記する
● カタログ画像ではなく、手元にある実物の写真を載せる
● 傷や付属品が分かるよう、いろいろな角度から撮影する
商品の状態は実物どおりに設定し、機能的な欠陥がある場合は商品説明に明記するよう求められています。
メルカリで禁止されている出品内容
壊れた機器の中でも、安全に関わるものは出品できません。メルカリが「危険物や安全性に問題があるもの」として挙げている例は次のとおりです。
● バッテリーが膨張・破損・故障した電化製品(スマートフォン・パソコン本体など)
● 新品・未使用に近い状態ではない外付け式・着脱式のバッテリー類
● 非純正(互換品)のバッテリー類
● PSマークの表示が必要なのに表示がない製品
バッテリーが膨らんだスマホやノートパソコンは、ジャンク品としても出品できません。この場合は買取店か、自治体・メーカーの回収を利用してください。
クレームを防ぐための出品時の注意点
ジャンク品のトラブルは、出品者と購入者の「どこまで壊れているか」の認識の違いから起きます。メルカリでは、届いた商品に問題があった場合、購入者は評価をせずに出品者へ連絡するよう案内されています。
トラブルを防ぐための3つの基本
● 症状を具体的に書く:「電源が入らない」「液晶が割れている」など確認した事実を書く
● 確認していないことも書く:「動作未確認」「付属品の有無は写真のとおり」と明記する
● タイトルに「ジャンク」と入れる:動く品だと思って買われるのを防ぐ
メルカリでの実際のトラブル例と対策
| 起きやすいトラブル | 原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 「動かない」と連絡が来る | 不具合の説明が足りない | 症状と確認していない点を商品説明に書く |
| 配送中に破損が広がる | 梱包が不十分 | 緩衝材で包み、箱の中で動かないよう固定する |
| 商品が削除される | 出品できない品を出した | バッテリーの膨張など禁止の条件を事前に確認する |
商品の到着から14日以内に問い合わせがあると、事務局が補償対応の可否を調査します。説明文に書いていない不具合が見つかると出品者の不利になるため、分かっている不具合はすべて書いてください。
📎 参考: メルカリ 届いた商品が説明文と違う/壊れている
東京都内でジャンク品を買取してもらうおすすめ店舗
東京都内で壊れた機器を相談しやすいのは、秋葉原のハードオフとイオシス買取センターです。どちらも公式サイトで、壊れた品の扱いを明記しています。
ハードオフ秋葉原2号店
東京都千代田区外神田3丁目8-1にあるハードオフで、営業時間は11:00~20:00・年中無休です。公式の店舗ページで、壊れている品でも買取できるものがたくさんあると案内しており、ジャンク商品の取扱いもあります。
イオシス買取センター(秋葉原)
東京都千代田区外神田3-14-8にある買取専門の店舗で、スマホ・タブレット・パソコン・ゲーム機などが対象です。画面割れなどのスマホは「ジャンク」ランクとして査定されます。
じゃんぱら(iPhone・iPadの故障品)
じゃんぱらは正常に動作する品の買取が基本ですが、iPhoneとiPadには故障品の買取があります。故障の内容によっては対象外になるため、持ち込む前に公式の買取案内で条件を確認してください。
買う側の店も知っておく
イオシスは秋葉原にジャンク品専門の「アキバ路地裏ジャンク店」を出しており、一部が破損した機器を販売しています。ジャンクワールドも中野ブロードウェイと下北沢に店舗があり、こうした売り場があること自体が、故障品に買い手がいる裏付けになります。
店舗選びのポイント
● 売りたい品のジャンルを扱っている店を選ぶ
● 壊れた品の扱いを公式サイトで確認してから持ち込む
● 壊れている箇所を隠さずに伝える
● パソコン・スマホは初期化できる状態か確認しておく
アキバ路地裏ジャンク店は販売専門で買取は行っていないため、売るときは徒歩圏内のイオシス買取センターへ持ち込んでください。
ジャンク品はなぜ売れるまとめ
ジャンク品はなぜ売れるのかというと、部品取り・修理・収集という目的を持った買い手がいるためです。
● ジャンク品は動作保証のない品で、直せる人や部品が欲しい人が買う
● ハードオフでジャンク品を売れるのは店頭買取のみ
● メルカリは不具合の明記が必須。バッテリーが膨張した機器は出品できない
● パソコン・スマホは売れやすく、テレビなど家電リサイクル法の対象品は断られることがある
● 東京都内なら秋葉原のハードオフやイオシス買取センターに相談できる
壊れた機器は捨てる前に、近くの買取店の店頭で値段が付くかを確認してみてください。
📚 参考文献・出典
※ 本記事は上記の公的機関の公表情報と、ハードオフ・メルカリ・イオシスなど各サービス公式サイトの記載をもとに作成しています。


