家の片隅に眠る50年前の百科事典。「重くて場所を取るけれど、捨てるのはもったいない」「価値があるなら売りたい」と悩む方は多いのではないでしょうか。実は、古い百科事典でも一定の需要があるものもあり、状態やシリーズによっては買取が可能な場合があります。ただし、知らずに処分してしまうと、思わぬ価値を見逃してしまうことも。この記事では、50年前の百科事典が売れるのか、買取相場や処分・活用の方法までをわかりやすく解説します。読めば、後悔せずに賢く手放すための最適な選択が見えてくるはずです。
- ・50年前の百科事典にもシリーズや保存状態によっては買取価値がある
- ・古本買取店や専門業者では査定ポイントが異なるため比較が重要
- ・寄付や再利用の選択肢もあり、処分以外の活用方法もある
- ・失敗しないためには、相場と需要の現実を知った上で判断することが大切
50年前の百科事典は売れる?買取の現状と価値を知ろう

昔の百科事典は「もう価値がない」と思われがちですが、実際には処分の仕方によっては損をしてしまうこともあります。まずは、古い百科事典をどのように処分すべきか、そして寄付などで再び誰かの役に立てる方法について見ていきましょう。
古い百科事典の処分方法は?

古い百科事典を処分する方法はいくつかあります。最も一般的なのは、自治体のルールに従って古紙や資源ごみとして出す方法です。多くの地域では、百科事典は「可燃ごみ」ではなく「資源ごみ」や「古紙類」に分類されるため、回収日や出し方を確認する必要があります。
また、まだ読むことができる状態であれば、リサイクルショップや古本買取業者に相談してみるのも有効です。百科事典はセットで揃っている場合に価値が高まりやすく、バラ売りでは査定がつかないことが多い傾向にあります。特に状態が良く、カバーや箱が揃っている場合は査定額が上がる可能性があります。
ただし、百科事典の多くは紙質や印刷の都合で重くかさばるため、宅配買取を利用すると便利です。送料が無料の業者も増えており、ネットで申し込み、箱に詰めて送るだけで査定が受けられるサービスが人気です。古紙として出すよりも手間がかからず、もし値段がつけばリサイクルにもなります。
自治体で処分する際の注意点
自治体によっては、百科事典のような厚みのある本を「雑誌」ではなく「書籍類」として別区分にしている場合があります。例えば東京都23区の一部では、「古紙回収」で出すことができる一方、金属の留め具が付いているものは取り除く必要があります。
また、自治体の分別ルールは公式サイトで確認できます。環境省の資料によると、書籍類の再資源化率は全国平均で80%以上に達しており(環境省「一般廃棄物の排出及び処理状況等について」2023年度版)、適切に分別することでリサイクル効率が大幅に向上します。
リサイクルショップや業者に出す場合
買取業者に出す場合は、状態の良し悪しで査定が大きく変わります。日焼けや破れ、シミがあると減額されやすいですが、逆に初版や限定版などは古書市場で注目されるケースもあります。
また、百科事典の出版年や出版社名も査定に影響します。特に平凡社やブリタニカなどの大手出版社のものは、学術的な価値が認められやすく、資料として引き取られることもあります。
廃棄と再利用の判断基準
百科事典を「捨てる」か「売る」か迷ったら、以下の3点を確認するとよいでしょう。
- ・全巻が揃っているかどうか
- ・ページの破損やカビがないか
- ・出版年や出版社に希少性があるか
これらを満たす場合は、一度査定に出す価値があります。反対に、破損が激しい場合や内容が時代遅れのものは、古紙としてリサイクルに回すのが現実的です。
寄付として活用できるケースや団体は?

百科事典は、売れないからといって必ずしも廃棄する必要はありません。状態が良ければ、寄付という形で再活用できる可能性があります。特に教育や文化支援の分野では、古い百科事典でも有用な資料として受け入れている団体があります。
教育機関や公共施設への寄付
図書館や公民館、学校などでは、新しい知識源としては使えなくても、装丁や歴史的な資料として展示や学習の一環に活用される場合があります。
ただし、自治体の施設は保存スペースが限られているため、事前に電話やメールで受け入れ可否を確認することが重要です。特に地域の学校や文化センターでは、地域住民からの寄贈を受け付けている場合もあります。
海外支援・教育支援団体への寄付
発展途上国への教育支援を行っているNPOやNGOの中には、百科事典や図鑑、辞書などを教材として活用している団体もあります。
例えば、「ブックエイド(Book Aid)」や「NPO法人もったいない図書館」などでは、国内外の教育施設に本を寄贈する活動を続けています。こうした団体では、破損が少なく、内容が一定の教育的価値を持つ書籍が歓迎されます。
| 寄付先団体名 | 活動内容 | 受け入れ条件 |
|---|---|---|
| ブックエイド(Book Aid) | 海外の教育施設・図書館に書籍を提供 | 状態が良く、破損・落書きがないこと |
| NPO法人 もったいない図書館 | 国内外の学校や公共施設への寄贈 | 百科事典・辞書・図鑑なども対象 |
| 子どもの未来応援国民運動(内閣府) | 読書支援・学習環境の改善 | 新しい知識提供を目的とした書籍全般 |
寄付の手順と注意点
寄付を行う際は、まず団体の公式サイトで受け入れの有無や送り方を確認することが大切です。着払いで送れない場合や、事前の申請が必要な団体もあります。
また、百科事典は重量があるため、送料の負担を考慮する必要があります。大量の書籍を送る場合は、宅配便業者の「ブック便」など、書籍専用の割引サービスを活用すると費用を抑えられます。
寄付できないケースもある
一方で、すべての百科事典が寄付に適しているわけではありません。例えば以下のようなケースでは、受け入れを断られることが多いです。
- ・百科事典の内容が古く、現在の学術情報と大きく異なる場合
- ・湿気やカビなどで劣化している場合
- ・全巻が揃っていない、または付録が欠けている場合
こうした場合は、寄付ではなくリサイクルや廃棄の方向で考えるのが現実的です。
寄付がもたらす社会的価値
百科事典の寄付は単なる「処分」ではなく、社会的意義のある行動でもあります。特に教育資源が不足している地域や、読書機会が限られている子どもたちにとって、百科事典は貴重な知識の入り口です。
また、環境面でも廃棄より再利用の方が二酸化炭素の排出削減に貢献します。環境省の「リユース・リサイクル推進指針」でも、再利用の促進が最優先に掲げられており、寄付は社会的にも価値ある選択といえます。
つまり、50年前の百科事典は「売る」以外にも、社会や次世代の役に立つ方法で活かすことができるのです。価値を金銭的な面だけで判断せず、再利用という視点で見ると、新しい役割を見つけることができるでしょう。
百科事典はいくらで売れる?相場と需要の現実

50年前の百科事典は、現代では新しい情報に置き換えられているため、一般的な市場では高額での買取は難しい傾向にあります。多くの場合、買取価格はセット全体で数百円から数千円程度にとどまることが多く、単巻では値段がつかないケースもあります。しかし一部のシリーズや限定版、保存状態の良いものについては、資料的価値やコレクション性から一定の需要が残っています。
古書市場の動きを見ると、百科事典のような学術書や辞典類は、時代の知識や表現方法を知る資料として価値を持つ場合があります。特に出版当時の社会情勢や学問の発展を反映しているものは、研究目的や展示資料として求められることがあります。とはいえ、こうしたケースは例外的で、ほとんどの百科事典は中古本としての実用価値が低いため、再販市場では限定的な評価となるのが現状です。
中古市場での買取価格の目安
古本買取専門店やネットオークションでの百科事典の買取価格は、シリーズによって大きく異なります。代表的なものを以下の表にまとめました。
| シリーズ名 | 出版年 | 状態 | 買取価格の目安 |
|---|---|---|---|
| ブリタニカ国際大百科事典 | 1970年代~1980年代 | 良好(全巻揃い) | 1,000~5,000円前後 |
| 平凡社 世界大百科事典 | 1971年版など | 良好~やや日焼けあり | 500~2,000円程度 |
| 学研 日本大百科全書 | 1980年代 | 保存良好 | 数百円~1,500円程度 |
| ジャポニカ百科事典 | 1970年代前半 | 傷や破れあり | 値段がつかないか無料引取 |
これらの価格はあくまで目安であり、保存状態、表紙の汚れ、欠巻の有無によって大きく変動します。また、ネットオークションでは希少な初版や限定カバー付きの百科事典にプレミア価格がつくこともありますが、それはごく一部に限られます。日本古書籍商協会の統計によると、近年の古書市場における百科事典の流通量は年々減少しており、需要よりも供給が上回っている状況です。
つまり、「売れる百科事典」と「売れない百科事典」を見極めることが重要です。情報としての価値が低くても、文化的・資料的価値があるものはコレクターや研究機関で再評価されることがあります。
昔の百科事典は価値がある?50年前の出来事と背景

50年前、つまり1970年代前後は、日本が高度経済成長期を迎え、家庭に百科事典を置くことが「知識の象徴」とされていた時代でした。当時はインターネットが存在せず、百科事典は家族で共有する「家庭の知識バイブル」として広く普及していました。そのため、当時の百科事典は非常に丁寧に作られており、写真や図解のクオリティも高く、印刷技術の粋が集められていました。
しかし、現在の視点から見ると、記載されている情報の一部はすでに古くなっています。科学技術や地理、社会構造などが大きく変化しており、最新の知識としては利用できません。ただし、当時の価値観や言葉遣い、文化的背景を知るための資料としては、むしろ今だからこそ貴重な意味を持つともいえます。
1970年代における百科事典の位置づけ
1970年代の百科事典は、出版社ごとに特徴がありました。たとえば平凡社の「世界大百科事典」はアカデミック寄りで、学者や専門家による執筆が中心でした。一方、学研や小学館の百科事典は家庭向けに図解を多用し、子どもにも理解しやすい内容を意識していました。これにより、家庭学習の支援書として非常に重宝されました。
当時の社会的背景を見ると、1970年の大阪万博をきっかけに「科学技術の時代」という意識が高まり、百科事典はその象徴的な存在でした。多くの家庭が「知識を家庭に取り入れる」ために百科事典を購入したという記録も残っています(総務省統計局「家庭支出調査」1971年度版より)。このように、百科事典は教育熱心な時代の文化的産物でもあったのです。
現代における再評価の動き
近年では、古い百科事典が「昭和レトロ」ブームの中で再び注目を集めています。特に装丁やデザインが美しいもの、古い地図や科学図版が収録されているものは、インテリアやアート作品として利用されることもあります。
また、古書店やリメイク雑貨の分野では、古い百科事典を解体してページを額装したり、ブックカバーとして再利用したりといった新しい使い方が広がっています。
- ・装丁を生かしてカフェや書斎のディスプレイに利用
- ・図版ページを切り取り、アートポスターとして再利用
- ・装丁をリメイクしてノートや日記帳に加工
このような「再利用価値」が見出されることで、単なる古書ではなく「時代を映す工芸品」として再評価されているのです。経済的な価値だけでなく、文化的・装飾的価値が付加されることで、新たな市場が生まれています。
古い百科事典の買取先や査定ポイント

50年前の百科事典を手放す際には、どのような業者に依頼するかが重要です。リサイクルショップや大型古書店では、百科事典の買取対象外としている場合も多く、査定の際に断られるケースもあります。そこで注目すべきなのが「古書専門買取業者」や「学術書買取店」です。
主な買取先の種類
百科事典の買取先には大きく以下のようなタイプがあります。
- ・一般的な古本買取チェーン(ブックオフ、駿河屋など)
- ・古書専門業者(バリューブックス、専門古書店など)
- ・オンライン宅配買取サービス(買取王子、BUY王など)
- ・リユース・リサイクル団体(古本募金、チャリティ古書寄付など)
一般的な古本チェーンは「売れ筋重視」の傾向があり、百科事典のような大型セット本にはあまり力を入れていません。一方、古書専門業者は「出版年・内容・学術的価値」を基準に査定を行うため、希少なシリーズであれば適正な評価を受けられる可能性があります。
査定時にチェックされるポイント
査定では以下のような点が重視されます。
- ・全巻が揃っているか
- ・箱や外装が残っているか
- ・カビや汚れ、破損がないか
- ・出版年と版数(初版は高評価)
- ・付録や索引が欠けていないか
これらの要素が揃っていれば、一般的な百科事典よりも高い査定が期待できます。特に初版や特装版は古書市場での人気が高く、図版や地図が美しいものはコレクター需要もあります。
買取前にできる準備
査定額を少しでも上げたい場合は、以下のような準備をしておくと効果的です。
- ・ホコリや汚れを柔らかい布で軽く拭き取る
- ・箱や帯などの付属品を揃えておく
- ・欠巻やページ抜けがないかを確認する
- ・出版年とシリーズ名をメモしておく
査定時に正確な情報を伝えることで、業者側もより適切な評価を行いやすくなります。なお、買取額が期待できない場合でも、引取や寄付として再利用してもらえるケースがあります。
オンライン買取サービスの利点
重くて運べない百科事典は、宅配買取を利用するのが便利です。ネット上で申込みを行い、自宅で集荷してもらうだけで査定が完了します。中には送料無料・キャンセル無料の業者もあり、試し査定として気軽に利用できます。
また、最近では「LINE査定」や「写真査定」など、事前におおまかな金額を確認できるサービスも増えています。時間をかけずに最適な処分方法を選ぶには、複数の業者を比較するのが賢明です。
古い百科事典の買取は、値段をつけるよりも「どう価値を見出すか」が大切です。売却額が小さくても、文化や歴史の記録として次世代へ引き継がれる可能性があることを考えれば、単なる処分ではなく「再評価の機会」と捉えることができます。
50年前の百科事典が売れるコツとおすすめの買取先

ここからは、実際にどのようなシリーズの百科事典が現在でも売れるのか、また買取時に押さえておくべきポイントについて解説していきます。特に「ジャポニカ」「ブリタニカ」「平凡社」「学研」といった有名シリーズは、それぞれ需要や査定基準が異なります。知っておくだけで査定額が変わることもあるため、ぜひ比較しながら確認してみてください。
ジャポニカ百科事典の買取傾向と需要

ジャポニカ百科事典は1970年代に学研が発行していた家庭向けシリーズで、当時は多くの家庭に普及していました。教育熱心な親世代に人気があり、カラーページが豊富で子どもにもわかりやすい構成が特徴でした。しかし、現代の市場では「学習用書籍」としての需要が薄れ、買取価格は低めに推移しています。全巻揃っていても数百円から1,000円程度が一般的な目安です。
とはいえ、希少な初版や特装版、カバーや外箱が完全な状態で残っているものは、コレクターや教育資料として価値を持つことがあります。また、昭和レトロのブームが続く中で、1970年代のデザインや印刷技術を評価する層が存在するのも事実です。表紙デザインの美しさや、紙の質感を好むアート関係者からの需要も見られます。
買取を有利にするポイント
- ・全巻が揃っていること(欠巻があると大幅減額)
- ・日焼けやカビが少なく、表紙の色が保たれていること
- ・付録や特典(索引冊子・ケースなど)がある場合は必ず一緒に出す
- ・1970年代前半発行の初版であれば、状態次第で査定アップ
また、ジャポニカ百科事典はブックオフなどの一般チェーンではほぼ買取対象外ですが、古書専門業者やオンライン買取サービスでは受け付けている場合があります。学研出版物に強い買取業者を選ぶことで、再販目的で一定の評価を得られる可能性があります。
さらに、リメイク業者が装丁部分を利用するケースもあり、インテリア素材や装飾として再利用されることもあります。こうした「再利用ルート」を持つ業者を選ぶと、買取成立率が高くなる傾向にあります。
ブリタニカ百科事典の買取相場と市場価値

ブリタニカ百科事典は世界的にも有名なシリーズで、日本では1970年代から1980年代にかけて「知識の象徴」として多くの家庭に置かれていました。特に「ブリタニカ国際大百科事典(小項目版・大項目版)」は学術的価値が高く、今でも一部の研究者や学校関係者から需要があります。買取相場としては、全巻セットで1,000円〜5,000円前後が一般的ですが、保存状態が極めて良いものや希少な限定版は1万円以上になるケースもあります。
ブリタニカは、他の百科事典と比べて装丁や紙質が良く、印刷のクオリティも高いことから、古書コレクターや図書資料館などで再利用されることがあります。また、英語版のブリタニカは教育資料として海外市場でも取引されることがあり、特に1970年代以前の英語原書版は海外オークションで一定の需要があります。
ブリタニカ百科事典の価値を左右する要素
- ・全巻揃いであるかどうか(欠けがある場合は値がつかないことも)
- ・出版年(1960〜1980年代前半が特に取引が多い)
- ・状態(紙の変色、ページの破れ、湿気の有無など)
- ・英語版か日本語版か(英語原書の方がコレクター需要が高い)
日本古書籍商協会の市場データによると、ブリタニカ百科事典の流通量は2000年代以降減少傾向にありますが、図書館・教育機関での再利用需要は依然として存在しています。特に大項目版は専門性が高く、辞書や資料としての使用価値が維持されています。
また、インテリア目的で「知の象徴」として購入する個人も増加しています。重厚感のある装丁が、書斎やリビングの装飾として人気を集めており、見た目の美しさ自体が付加価値となっています。
実際の買取例
| 買取先 | シリーズ名 | 発行年 | 状態 | 買取価格 |
|---|---|---|---|---|
| バリューブックス | ブリタニカ国際大百科事典 大項目版 | 1974年 | 全巻揃い・良好 | 約4,000円 |
| 専門古書店A | ブリタニカ国際百科事典 小項目版 | 1972年 | 一部日焼けあり | 約1,000円 |
| ヤフオク取引例 | ブリタニカ百科事典 英語版(全30巻) | 1968年 | 良好 | 約12,000円 |
このように、ブリタニカは他シリーズと比べて査定の幅が広く、保存状態や版によって価値が変動します。特に海外版のブリタニカは、インテリアや学術資料としての需要が根強く、状態が良い場合には日本国内よりも高く売れるケースもあります。
平凡社や学研の百科事典は売れる?シリーズ別比較

平凡社や学研の百科事典は、日本国内で最も発行部数が多いシリーズの一つです。そのため市場に出回る数も多く、買取価格は他シリーズよりも低めに設定される傾向にあります。ただし、全巻揃い・初版・保存状態が良好といった条件を満たす場合は、古書として再評価されるケースもあります。
平凡社の「世界大百科事典」は、学者や専門家が執筆に携わっており、内容の正確さと網羅性が高い点が特徴です。一方、学研の「日本大百科全書」は家庭向けにわかりやすく構成され、図版や写真が多く教育資料としても人気でした。これらは、現在でも図書館・教育施設などで保管されていることが多く、学術的資料として一定の需要があります。
シリーズ別の買取相場比較
| シリーズ名 | 出版社 | 発行年代 | 状態 | 買取価格目安 |
|---|---|---|---|---|
| 世界大百科事典 | 平凡社 | 1971〜1984年 | 全巻揃い・良好 | 1,000〜3,000円前後 |
| 日本大百科全書 | 学研 | 1980年代 | 保存良好・箱付き | 500〜2,000円前後 |
| 国際百科事典 | 学習研究社 | 1970年代 | 一部傷あり | 無料〜1,000円程度 |
これらの相場は一般的な中古市場の価格ですが、希少な初期版や限定装丁版は例外的に高値が付く場合もあります。
また、平凡社や学研の百科事典は紙質がしっかりしているため、経年劣化が少ないものが多く、状態さえ良ければ古書コレクターからの需要も見込めます。
査定を高めるコツ
- ・出版社が発行した初版や改訂版は必ず確認する
- ・箱入り・帯付きなどの付属品をそろえて査定に出す
- ・専門業者にまとめて依頼することで査定額アップを狙う
- ・状態が悪くても引取サービスを利用してリサイクルに回す
また、学研や平凡社の百科事典は「リメイク用素材」としての価値も注目されています。特にレトロな装丁デザインやフォントを活かしたアート作品、古書インテリアなどに活用される例が増えています。そのため、古書店や美術系のリユースショップなどに持ち込むと、意外な需要が見つかるかもしれません。
このように、シリーズによって買取価格や需要は大きく異なります。売る前にそれぞれの特徴と市場価値を理解しておくことが、後悔しない取引につながります。状態を丁寧に確認し、複数の買取業者を比較することで、あなたの百科事典の本来の価値を引き出すことができるでしょう。
40年前やそれ以前の百科事典も売れる?価値の見極め方

40年前やそれ以前の百科事典は、情報としての新しさでは現代の書籍に劣りますが、「価値がまったくない」とは限りません。発行時期や保存状態、シリーズの種類によっては一定の需要が存在します。特に文化的・資料的な価値を評価する人や、昭和のデザインに魅力を感じるコレクターがいるため、場合によっては思わぬ値がつくこともあります。
1970年代から1980年代にかけて発行された百科事典は、日本が教育熱の高い時代だったこともあり、家庭学習の象徴とされていました。平凡社やブリタニカ、学研などの出版社は、当時の最先端知識をまとめた豪華な装丁のセットを多数販売しており、家の「知の象徴」として親しまれていました。これらの背景を踏まえると、単なる古本というより「時代を映す文化資料」としての価値が見えてきます。
再評価されている古い百科事典の特徴
- ・全巻揃っていて、欠巻やページ抜けがない
- ・外箱やカバー、付録(索引冊子など)が残っている
- ・印刷の色味やデザインに昭和の特色が出ている
- ・限定版や初版など、発行部数が少ないもの
こうした条件を満たす百科事典は、古書店やアンティークショップで評価されることがあります。特に、表紙や背表紙のデザインが凝っているものは、インテリアやアート素材としても再利用されるケースがあります。最近では、古書をリメイクして額縁アートや紙雑貨にする動きもあり、情報価値ではなく「造形的な価値」で再評価される傾向も見られます。
文化庁が公表した「文化資源の保存活用に関する報告書」では、1970〜80年代に制作された印刷物や書籍の一部が「時代を象徴する資料」として保存対象に含まれており、書籍の芸術的側面や印刷技術そのものが評価されています。この点からも、古い百科事典が単なる古紙ではなく、文化的な意義を持つことが分かります。
見極めのポイント
価値を見極める際には、以下の点に注目すると良いでしょう。
- ・発行年と出版社(平凡社・ブリタニカ・学研など)を確認
- ・全巻揃いかどうか、索引や補巻が含まれているかをチェック
- ・外観の状態(日焼け・カビ・破損)の有無を確認
- ・初版や記念版であれば付加価値の可能性あり
たとえば、平凡社「世界大百科事典」1971年版の初版は、学術的に精度が高く、当時の研究記録として扱われることがあります。また、ブリタニカの大項目版は印刷が美しく、装丁も高品質で、古書市場で安定した人気があります。逆に、情報が古くなりすぎている百科事典や、状態の悪いものは値段がつかない場合も多いため、査定依頼前にコンディションを確認しておくことが大切です。
つまり、40年前やそれ以前の百科事典でも、状態・シリーズ・出版時期によっては価値が残る可能性があり、特に「美術的」「資料的」観点での再評価が進んでいるのが現状です。
ブックオフで百科事典は買い取ってもらえる?実際の対応例

ブックオフのような大手古本チェーンでは、百科事典の買取を基本的に「対象外」としている店舗が多いのが現実です。理由は、百科事典は内容が古くなりやすく、また保管にスペースを取るため販売効率が悪いからです。そのため、ブックオフに持ち込んでも引き取りを断られるケースが少なくありません。
実際にブックオフ公式サイトの「買取不可リスト」にも、百科事典や辞書、年鑑などの学術資料は買取対象外として明記されています。これは、再販が難しいため市場流通を前提にしていないという理由によるものです。ただし、一部の大型店舗や地域限定店舗では「状態が良い」「有名出版社のもの」など、条件次第で引き取ってもらえることもあります。
実際の対応事例
| 店舗 | シリーズ名 | 対応 | 買取価格 |
|---|---|---|---|
| ブックオフ新宿駅西口店 | ブリタニカ国際大百科事典(全巻) | 買取対象外(引き取り不可) | ― |
| ブックオフオンライン | 平凡社 世界大百科事典 | 状態良好のため引取可能(査定結果0円) | 0円 |
| 地方大型店舗(熊本県内) | 学研 日本大百科全書 | 寄付扱いで無料回収 | ― |
このように、ブックオフでは査定金額がつくケースはほとんどなく、「無料引取」または「買取不可」とされることが多いです。しかし、「他店で断られた百科事典でも無料で引き取ります」といった地域店のサービスを活用すれば、処分費用をかけずに手放せる可能性があります。
また、ブックオフ以外でも、古書専門の買取業者(バリューブックス、駿河屋、もったいない本舗など)では百科事典を対象としている場合があります。オンライン査定を利用すれば、実際に価格がつくかどうかを確認できるため、手間をかけずに査定結果を比較するのがおすすめです。
ブックオフで断られた場合の対処法
- ・古書専門業者に査定依頼を出す(古書の扱いに慣れている)
- ・教育機関や海外支援団体への寄付を検討する
- ・リサイクル業者に古紙として出す(環境に配慮)
- ・個人取引サイト(メルカリ、ヤフオク)で販売してみる
特にメルカリなどの個人間取引では、「昭和レトロな本棚装飾」や「アート素材」として百科事典を求める購入者もいます。1冊単位で売れることは少ないですが、全巻セットや特定テーマの巻をまとめることで、装飾需要を狙うことが可能です。
つまり、ブックオフでは売却が難しいものの、視点を変えれば「再利用価値のあるアイテム」としての活用方法が見つかるということです。
まとめ:50年前の百科事典が売れるコツと賢く処分・売却するためのポイント

50年前の百科事典を売る際には、まず「価値があるかどうか」を正しく見極めることが大切です。出版年、出版社、状態、そして全巻揃っているかどうかで価値が大きく変わります。買取価格自体は数百円〜数千円と高額ではありませんが、文化的・装飾的な観点から見れば、十分に再利用の可能性があります。
賢く手放すためのコツ
- ・出版社やシリーズを確認し、古書専門業者に査定を依頼する
- ・状態が良ければオンライン買取や宅配買取を活用
- ・ブックオフなどで断られた場合は、寄付やリサイクルを検討
- ・アートやインテリア素材としての再利用を視野に入れる
また、買取相場を理解しておくことも重要です。たとえばブリタニカ国際大百科事典(大項目版)は1,000〜5,000円、平凡社の世界大百科事典は1,000〜3,000円前後が相場となります。これらは保存状態や付属品の有無によっても変わるため、査定前にクリーニングや確認をしておくと良いでしょう。
最終的には、「売る」か「寄付する」か「再利用する」かの判断を、目的に合わせて選ぶことがポイントです。金額よりも、知識の象徴としての役割を終えた百科事典を、次の形で活かす方法を見つけることこそが、本当の意味での「賢い処分」といえるでしょう。
時代が変わっても、知識を伝える書物の価値は失われません。50年前の百科事典もまた、その時代を生きた文化の証として、次の世代へと受け継がれる可能性を秘めています。
- ・50年前の百科事典はシリーズ・状態・全巻揃いかどうかで価値が分かれ、多くは低単価ながら一部は資料的・装飾的価値で需要がある
- ・ブリタニカや平凡社などの主要シリーズは古書専門店やオンライン買取で評価されやすく、無料引取や寄付も含めて選択肢を比較することが重要
- ・ブックオフなど大手チェーンでは買取不可や0円査定となる例が多いため、事前確認と複数業者への査定依頼が失敗防止につながる
- ・売却だけでなく寄付やインテリア・リメイク活用も視野に入れることで、思い出の百科事典を「資源」として賢く生かすことができる
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