いらない服をユニクロに寄付できるのか、回収ボックスの対象と注意点を公式情報で整理しました。

ユニクロの回収ボックスって、どんな服でも入れていいんですか?寄付になるなら使いたいんですが…

ユニクロの回収ボックスに入れられるのは、ユニクロやジーユーなど対象ブランドで販売された商品だけです。対象外の服は、別の寄付先や買取に回すと無駄になりません。
📌 この記事でわかること
● RE.UNIQLO回収ボックスに出せるブランドと出せない服の見分け方
● 回収された服がどこへ届き、どのように使われるのか
● 持ち込む前に済ませる準備と、入れた後に取り消せないこと
● ユニクロで出せない服の寄付先・売り先の選び方
目次
ユニクロの回収ボックスで服を寄付する前に知っておきたいこと

ユニクロの回収は「RE.UNIQLO」という取り組みで、対象ブランド・持ち込み先・注意点が公式に決められています。持ち込んでから困らないよう、先に条件を確認しておきましょう。
ユニクロ店頭の回収ボックスは、着なくなった服をリユースやリサイクルに回す窓口です。どんな服でも入れられるわけではないため、対象と注意点を順番に見ていきます。
ユニクロの回収ボックス(RE.UNIQLO)とは?
RE.UNIQLOは、着なくなったユニクロの服を店頭で回収し、リユースとリサイクルに回す取り組みです。公式サイトでは、服の廃棄を減らす「REDUCE」、新たな役割を与える「REUSE」、原料や資材として再利用する「RECYCLE」の3つを掲げています。
回収した服のうち、そのまま着られるものは国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や各地のNGO・NPOを通じて難民キャンプや被災地へ届けられます。衣料支援の実績は81の国や地域に累計6,371万点(2025年8月現在)と公表されています。
回収された服の行き先は、状態や種類によって次のように分かれます。
| 回収後の行き先 | 内容 |
|---|---|
| リユース(衣料支援) | 季節・性別・サイズなど18種類に分類し、難民キャンプなどへ寄贈 |
| リユース(古着販売) | 仕分けと洗濯のうえ、一部店舗で「UNIQLO 古着」として販売 |
| リサイクル(服から服へ) | ダウンとフェザーを取り出し、新しいダウン商品の原料に再生 |
| リサイクル(資材) | 服に再利用できないものは断熱材や防音材などの素材に活用 |
「寄付」として人に届くのは着られる状態の服で、それ以外は資材などに形を変えて使われます。なお、回収ボックスは服をお金に換える仕組みではありません。
回収できる服・できない服の条件
回収対象は、ユニクロ・ジーユー・プラステ・セオリー・ヘルムート・ラング・コントワー・デ・コトニエ・プリンセス タム・タム・ジェイブランドで販売した全商品です。インナーやソックス、グッズ商品も含まれると公式に明記されています。
状態については、「何年前の商品まで」「どの程度の傷みまで」といった線引きは公式ページに書かれていません。条件として示されているのは「洗濯してから持ち込む」ことで、集めた服は一着ごとに最適な方法で活用すると案内されています。
公式の案内をもとに、出せるもの・出せないものを整理すると次のとおりです。
● 回収対象:上記8ブランドで販売された服・インナー・ソックス・グッズ
● 回収対象外:8ブランド以外で販売された服や雑貨
● 持ち込み前:洗濯を済ませ、ポケットの中を空にする
● 受付方法:店頭の回収ボックスのみ(郵送は不可)
傷みのある服でも、資材へのリサイクルに回る道があります。ただし濡れた服は他の服まで傷めてしまうため、洗って乾かしてから持ち込みましょう。
ユニクロ以外のブランドは入れていいの?
対象8ブランド以外の服は、ユニクロの回収ボックスには入れられません。公式の対象商品は「販売した全商品」と書かれており、他社で買った服は回収の仕組みの外にあるためです。
一方で、グループブランドの服はユニクロの店舗にまとめて持ち込めます。公式ページには「ユニクロ以外の対象商品をお持ちいただいた場合も、一緒にお入れください」と案内されています。
ブランドと状態ごとに、手放し方の候補をまとめました。
| 服のブランド | ユニクロの回収ボックス | 手放し方の候補 |
|---|---|---|
| ユニクロ・ジーユー・プラステ | 入れられる | 店頭の回収ボックスへ |
| セオリーなど他の対象ブランド | 入れられる | ユニクロ店舗へ一緒に持ち込む |
| 対象外のブランド服(状態が良い) | 入れられない | 宅配買取・フリマアプリ・寄付団体 |
| 対象外のブランド服(傷みがある) | 入れられない | 寄付団体・自治体の古布回収 |
対象外の服を混ぜて入れると、仕分けの手間を増やしてしまいます。入れた服は返してもらえないので、袋に詰める前にタグでブランドを確認しておくと安心です。
回収ボックスの設置場所と利用方法
RE.UNIQLO回収ボックスは全国すべてのユニクロ店舗が対象で、対象商品であればどの店舗でも受け付けています。設置場所は店舗ごとに違うため、見当たらないときは店舗スタッフに声をかけるよう案内されています。
使い方は、持参した服を回収ボックスに入れるだけです。郵送での受付はなく、店頭への持ち込みだけが窓口になっています。
● 対象店舗:全国すべてのユニクロ店舗
● 設置場所:店舗により異なる(スタッフに確認)
● 受付方法:回収ボックスに入れる(郵送は不可)
● 注意:ボックスに入れた服は返還されない
買い物のついでに持ち込めるのが利点ですが、まとまった量になると運ぶのが負担になります。衣替えのたびに少しずつ持っていくと、無理なく続けられます。
ユニクロの回収ボックスに持ち込む前の準備と注意点は?
持ち込む前にやることは「洗濯」と「ポケットの確認」の2つです。公式ページでは、衣類は洗濯のうえ持参すること、ポケット内の貴重品に注意することが呼びかけられています。
もう1つ知っておきたいのが、回収ボックスに入れたものは返還できないという決まりです。間違えて入れた服や、ポケットに残した鍵・現金も戻ってこないと考えて準備しましょう。
家を出る前に、次の4点を確認しておくと失敗を防げます。
● 洗濯して乾かしてあるか
● ポケットに鍵・現金・カード・イヤホンが残っていないか
● タグを見て、対象ブランドの服だけになっているか
● まだ着る服・売る予定の服が混ざっていないか
迷っている服は入れずに持ち帰り、売るか寄付するかを決めてから手放すと後悔がありません。
いらない服を手放す方法を比較して損しないコツ

ユニクロに出せない服や、まだ着られる服には別の手放し方があります。寄付・買取・フリマアプリの違いを、費用と手間の面から比べてみましょう。
環境省は、日本では1人あたり年間約11着の服を手放し、1年間1回も着られていない服が約24枚あると紹介しています。クローゼットの服を無駄なく手放すために、目的別の選び方を整理します。
寄付と買取、どちらが自分に合っている?
お金に換えたいなら買取、誰かの役に立てたい・とにかく手放したいなら寄付が向いています。両者は対立するものではなく、服の状態とブランドで振り分けると無駄が出ません。
ユニクロの回収はお金にならない代わりに、傷みのある服でも資材として活かされます。値段が付きそうな服だけを先に買取へ回し、残りを回収や寄付に出す順番にすると、手間と納得感のバランスが取れます。
| 比較項目 | 寄付・回収(ユニクロなど) | 買取(宅配買取など) |
|---|---|---|
| お金 | 受け取れない | 査定額を受け取れる |
| 手間 | 店舗へ持ち込む・団体へ送る | 箱に詰めて発送する |
| 対象 | ユニクロは対象8ブランドのみ | 業者ごとの買取基準による |
| 服の状態 | 傷みがあっても資材として活用 | 状態とブランドで値段が変わる |
| 向いている人 | 役立てたい・処分したい人 | 少しでもお金に換えたい人 |
衣替えや引っ越しで大量に服が出たときも、この順番で分けると迷いが減ります。
宅配買取ならいらない服を現金化できる
宅配買取は、服を箱に詰めて送り、査定額に納得すれば代金が振り込まれる仕組みです。店舗へ運ぶ必要がないため、量が多いときや近くに買取店がないときに使いやすい方法です。
ただし、どんな服にも値段が付くわけではありません。たとえばアパレル宅配買取のフクウロ(運営:株式会社ベクトル)は、ノーブランドやファストファッションブランドの商品を「1点ずつ値段がつかないもの」として買取基準に挙げています。
同社の買取基準で、1点ずつの値付けが難しいとされている例は次のとおりです。
● 定価5,000円以下の商品
● ノーブランドの商品・ファストファッションブランドの商品
● 流行とかけ離れたデザインの服
● ニオイ(香水・煙草・汗・カビ)が強い服
ユニクロやジーユーの服だけを詰めて送っても、値段は期待しにくいということです。基準外の品を大量に送ると着払いで返送される場合があるとも書かれているため、ユニクロの服は回収ボックス、定価の高いブランド服は宅配買取と分けるのが現実的です。
📎 参考: フクウロ公式 買取基準
フリマアプリとの手間・金額の違い
フリマアプリは自分で値段を決められる反面、出品から発送までをすべて自分で行う必要があります。人気ブランドの美品なら、買取より手元に残る金額が大きくなることもあります。
費用面では、メルカリの場合販売価格の10%が販売手数料として差し引かれ、売上を引き出すときに振込手数料200円がかかります。送料を出品者負担にすると、その分も売上から引かれます。
| 比較項目 | フリマアプリ(メルカリの例) | 宅配買取 |
|---|---|---|
| 値段の決め方 | 自分で設定する | 業者が査定する |
| 手間 | 撮影・説明文・やり取り・梱包・発送 | 箱に詰めて送る |
| かかる費用 | 販売手数料10%・振込手数料200円・送料 | 業者により異なる |
| 売れるまでの時間 | 買い手が付くまで決まらない | 査定が終われば確定する |
| 向いている人 | 1点ずつ時間をかけて売りたい人 | まとめて早く片付けたい人 |
数百円の服は、手数料と送料を引くと手元にほとんど残らないこともあります。手取りを計算してから、出品するか回収に出すかを決めると損を防げます。
📎 参考: メルカリ公式 メルカリの手数料
寄付先のNPO・団体を選ぶときの注意点
寄付先を選ぶときは「受け付けている品目」「費用を誰が負担するか」「寄付が何に使われるか」の3点を確認します。古着の寄付は無料とは限らず、キット代や送料が必要な仕組みもあるためです。
たとえば「古着deワクチン」(運営:日本リユースシステム株式会社)は、専用回収キットを購入して衣類や靴・鞄・服飾雑貨を送る仕組みです。キット1口につき最大20人分(MAXサイズの場合)のポリオワクチンが寄付されると公式サイトで説明されています。
| 手放し先 | 対象 | 費用 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ユニクロの回収ボックス | 対象8ブランドの商品 | 無料(店頭へ持ち込み) | 衣料支援や資材リサイクルに活用 |
| 古着deワクチン | 衣類・靴・鞄・服飾雑貨 | 専用回収キットの購入が必要 | ワクチンの寄付につながる |
| 自治体の古布回収 | 自治体のルールによる | 自治体のルールによる | 出せる状態や曜日が地域ごとに違う |
寄付は「送って終わり」にせず、行き先が公開されている団体を選ぶと安心です。費用をかけたくない場合は、ユニクロの回収や自治体の古布回収から検討するとよいでしょう。
📎 参考: 古着deワクチン公式サイト
いらない服を寄付するならユニクロは使えるまとめ
いらない服を寄付するならユニクロは使えますが、対象は自社グループ8ブランドの商品に限られます。服の種類ごとの手放し先を、最後に整理します。
● ユニクロ・ジーユーなど対象ブランドの服 → 洗濯してユニクロ店頭の回収ボックスへ
● 定価の高いブランド服で状態が良いもの → 宅配買取やフリマアプリへ
● 対象外ブランドで値段が付きにくい服 → 寄付団体や自治体の古布回収へ
● 迷っている服 → 回収ボックスに入れず持ち帰る(入れると返還されない)
まずはタグを見て、ブランドごとに仕分けるところから始めてみてください。



