「マムシ 買取」と検索している方の多くは、「捕まえたマムシは売れるのか?」「駆除するとお金になるのか?」「違法にならないのか?」といった疑問や不安を抱えているはずです。山林や畑、住宅地の近くでマムシを見かけると、恐怖と同時に「価値があるなら買取してもらえるのでは」と考えるのは自然な流れでしょう。しかし、マムシは危険生物であるだけでなく、法律・条例・地域ルールが複雑に絡む存在でもあります。
結論から言えば、マムシの買取はケースによっては可能性があるものの、安易に捕獲・売却を考えるのは非常にリスクが高い行為です。知らずに行動すると、違法行為や重大な事故につながる恐れもあります。
この記事では、マムシ買取を検討する前に必ず知っておくべき法律、安全面、相場感、そして「実際に取るべき現実的な選択肢」までを、初心者の方にも分かるように丁寧に解説します。
- ・マムシの捕獲や買取は、法律や自治体ルールに強く左右される
- ・「駆除」と「買取」は全く別物で、混同するとトラブルになりやすい
- ・相場は存在するが、一般人が安全に売れるケースはかなり限られる
- ・結果的に最も現実的なのは、買取よりも安全・合法な対処を選ぶこと
マムシの買取の前に知るべき法律と安全リスク

マムシを「売れるかどうか」だけで判断してしまうと、思わぬ落とし穴にはまります。そもそも捕獲自体が問題になるケースもあり、さらに命に関わるリスクも無視できません。ここでは、マムシ買取を考える前段階として、法律と安全面を整理します。
マムシを捕獲するのは違法?許可が必要になるケース
マムシは日本に生息する毒蛇であり、多くの地域で「有害鳥獣」として扱われます。ただし、「有害=自由に捕まえていい」という意味ではありません。鳥獣保護管理法により、原則として野生動物の捕獲は制限されています。
マムシの場合、都道府県や市町村の判断で「有害鳥獣駆除」の対象になることがありますが、これは行政や許可を受けた業者が行うものです。一般人が勝手に捕獲すると、違法になる可能性があります。
例えば、畑に出たマムシを自衛目的で追い払う行為は問題にならないことが多いですが、捕獲して持ち帰ったり、販売目的で確保した場合は「捕獲」に該当し、処罰対象になることがあります。
- ・自治体の許可を受けていない捕獲は違法になる可能性
- ・「危ないから捕まえた」は通用しないケースがある
- ・販売・譲渡目的は特に厳しく見られる
捕獲許可はどこに確認する?自治体と地域ルールの考え方
マムシ捕獲の可否は、全国一律ではありません。都道府県や市町村ごとに細かな運用ルールが存在します。そのため、ネットの情報だけで判断するのは非常に危険です。
確認先として最も確実なのは、市役所や町役場の「農林課」「環境課」「生活安全課」などです。地域によって担当部署名は異なりますが、「有害鳥獣」「マムシの対応について」と聞けば、適切な窓口につないでもらえます。
実際に、「隣の市ではOKだったのに、自分の市ではNGだった」という例は珍しくありません。買取を前提に考える前に、まず捕獲自体が可能かどうかを必ず確認する必要があります。
- ・確認先は市役所・町役場が基本
- ・電話での事前確認が最も安全
- ・地域差が大きいため他人の体験談は参考程度に
捕獲する値段は?駆除依頼と買取の話が混同されやすい点

「マムシを捕まえるとお金がもらえる」と聞いたことがある方もいるかもしれません。ただし、ここで言われる「お金」は買取ではなく、自治体による駆除報奨金を指している場合がほとんどです。
一部の地域では、有害鳥獣駆除としてマムシ1匹あたり数千円程度の報奨金が支払われる制度があります。しかし、これは事前登録された捕獲者や猟友会などが対象で、一般人が対象外のケースが大半です。
この「駆除報奨金」と「買取価格」を混同すると、「捕まえたのに売れなかった」「お金がもらえなかった」というトラブルにつながります。
- ・駆除報奨金=行政制度
- ・買取=民間取引で全く別物
- ・一般人は対象外になることが多い
買取相場はいくら?価格が変わる要因
マムシの買取相場は、はっきりした「定価」があるわけではありません。用途や状態、地域、取引先によって大きく変動します。
一般的に言われるのは、生きたマムシやマムシ酒の原料として使われる個体で、数千円〜1万円前後という話です。ただし、これは専門業者と直接取引できる場合に限られることが多く、誰でもこの価格で売れるわけではありません。
また、大きさ、性別、状態(生体か冷凍か)によっても価格は変わります。捕獲時に傷つけてしまうと、買取不可になるケースもあります。
- ・相場は数千円〜1万円程度が目安
- ・状態やサイズで大きく変動
- ・一般人が安定して売れる価格ではない
買取は大分など地域で違う?対応エリアの探し方
「マムシ買取 大分」といった地域名付きで検索されることも多いですが、対応エリアは確かに地域差があります。マムシ酒文化が根付いている地域や、流通ルートがある地域では、取扱先が見つかる可能性が高くなります。
ただし、ネットに出てくる業者の中には、実態が不明なところもあります。電話やメールでの事前確認なしに送付したり、持ち込んだりするのは非常に危険です。
探す際は、「生体の取り扱いが合法か」「許可を持っているか」「個人からの買取実績があるか」を必ず確認しましょう。
- ・地域差は確実に存在する
- ・文化や流通背景が影響する
- ・事前確認なしの取引は危険
マムシ専門店や取扱先はある?確認すべき条件
マムシ専門店という形で表立って営業している店舗は、実はそれほど多くありません。多くは漢方関連業者、酒類加工業者、研究用途など限定的な取引先です。
こうした業者は、動物取扱業や特定の許可を持っていることが前提となります。許可のない個人との取引を断るケースも多く、「持ち込んだけど断られた」という話は珍しくありません。
買取を検討する場合でも、まずは相手が合法的に取り扱える業者かどうかを確認することが重要です。
- ・専門店は非常に限られている
- ・許可の有無が取引可否を左右する
- ・飛び込み持ち込みは断られることが多い
マムシの買取を検討するより安全に解決する選択肢

ここまで見てきた通り、マムシ買取は「できるかもしれないが、誰にでもおすすめできる選択肢ではない」というのが実情です。むしろ、安全面や合法性を考えると、別の対応を選んだ方が現実的なケースがほとんどです。
マムシが1匹いたらまず何をする?最優先の安全行動
マムシを見つけたら、最優先すべきは距離を取ることです。刺激すると攻撃的になり、咬傷事故につながります。特に草むらや物陰では、不用意に近づくのは非常に危険です。
スマホで撮影しようと近づいたり、棒でつついたりする行為は絶対に避けてください。過去には「写真を撮ろうとして噛まれた」という事故も報告されています。
- ・近づかず、刺激しない
- ・子どもやペットを近づけない
- ・安全な距離を保ったまま状況確認
市役所は駆除してくれる?相談窓口の目安
多くの自治体では、マムシに関する相談窓口を設けています。必ずしも「無料で駆除してくれる」とは限りませんが、適切な対応方法を案内してくれます。
場合によっては、委託業者の紹介や、注意喚起のみで終わることもありますが、少なくとも違法行為を避けることができます。
公的情報の確認先としては、環境省の鳥獣被害対策に関するページも参考になります(公式情報はこちら)。
- ・市役所相談が最も安全
- ・無料対応とは限らない
- ・違法リスクを避けられる
捕獲器や罠は使っていい?自己対応が危険な理由

市販の捕獲器や罠を使えば安全そうに見えるかもしれませんが、実際には非常に危険です。誤って他の動物がかかったり、処理中に噛まれる事故もあります。
また、無許可での罠設置は違法になる場合もあり、「良かれと思ってやったこと」が処罰対象になる可能性も否定できません。
- ・罠設置自体が違法になる可能性
- ・処理時の事故リスクが高い
- ・自己対応はおすすめできない
ペットとして飼える?飼育の可否と注意点
マムシをペットとして飼えるのか、という疑問もよくあります。結論から言えば、現実的ではありません。毒蛇であり、飼育には高度な知識と設備が必要です。
また、脱走時のリスクや、第三者被害が発生した場合の責任も重大です。自治体によっては飼育自体を制限している場合もあります。
- ・毒蛇の飼育は非常に危険
- ・脱走時の責任が重い
- ・現実的な選択肢ではない
マムシ酒は売れる?酒類や取引ルールで注意すべき点
マムシ酒として加工すれば売れるのでは、と考える方もいますが、酒類製造・販売には厳格な免許が必要です。無免許で製造・販売すると酒税法違反になります。
自家消費目的であっても、アルコール度数や製造方法によっては問題になるケースがあります。販売目的での加工は、一般人にはほぼ不可能と考えた方が安全です。
- ・酒類販売は免許制
- ・無許可販売は違法
- ・安易な加工は危険
まとめ:マムシの買取より安全と合法性を優先して判断しよう
マムシ買取という言葉には、確かに魅力的な響きがあります。しかし、実際には法律・安全・取引条件のハードルが高く、一般の方が無理に狙うメリットはほとんどありません。
最終的に重要なのは、「お金になるか」ではなく、「自分や周囲の人の安全を守れるか」「違法行為にならないか」という視点です。多くの場合、行政への相談や専門業者への依頼が、最も現実的で安心できる選択肢になります。
マムシを見かけた際は、冷静に、安全と合法性を最優先に行動することを強くおすすめします。

